【塾コラム】試験が1週間後なら1~2日あけて勉強する

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前回の【受験までの期間に応じて学習間隔を変える】の続きです。

今回も塾っぽい内容のコラムなので天王寺の塾の皆さんも読みやすいんじゃないかと思います。

試験までの期間で感覚をあける

試験が1週間後にあるときの最適な間隔は、1日か2日だ。試験が6カ月後なら、最適な間隔は3〜5週間となる。それ以上間隔をあけると、たちまち成績が下降する。大学生、高校生、中学生ならば、「基本的に、1の間隔をあけて勉強すればいいということです。それでほとんど対応できるはずです」とワイズートは私に言った。例をあげて説明しよう。学期末を迎える3カ月後にドイツ語の試験がある。そうすると、少なくとも2カ月は知識の習得に費やすことになるので、復習にかけられる期間はせいぜい数週間しか残らない(大学院生は除く)。仮に、復習できる期間がB日あるとしよう。

また便宜上、ドイッ語の試験勉強に使える時間を9時間とする。この場合、復習の最適なスケジュールは、1日日に3時間、8日日に3時間、H日日に3時間となる(1日程度のずれは許容範囲)。どの時間も復習する内容は同じだ。そしてB日日の試験当日には、少なくとも9時間一気に勉強したときと同等の力が発揮できる。

長期記憶にとどまらせる!

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ただし、学習時間を分散したことにより、覚えたことははるかに長く記憶にとどまる。この例のケースでは、何カ月も覚えていることになる。だから、次の学期が始まってすぐの試験では、以前よりもいい成績を収める可能性が高い。仮に試験当日になって試験が数日延期されることになれば、一夜漬けで9時間勉強した学生よりもはるかに優れた成績を収めることになる。勉強し時間は同じだが、間隔をあけて勉強したおかげで、覚えたことが頭に残っているからだ。

繰り返すが、切羽詰まった状況のときは一夜漬けでも問題ない。それで覚えたことは鷹にとどまらないというだけだ。学習時間を分散すれば、記憶に長くとどめることが可能、事前に計画を立てることが必要だ。

計画を立てて、勉強したことを無駄にしない

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タダで手に入る優れたものなどない。とはいえ、間隔をあけた学習は、限りなく無料に近い形で手に入る科学の成果であり、試す価値は分にある。時間を分散させる科日は賢く選ほう。間隔をあけることは、覚えたことを記憶にとめるための基本テクニックだ。外国語、科学の用語、名称、場所、年号、地理を覚えたり、スピーチする内容を暗記したりするのに適している。

より多くの事実を覚えれば、理解も深まるの%。これについては、数名の研究者が数学をはじめとする理系科日について調査を始めまのところ、分散学習は記憶にとどめるためのテクニックの一つだと思っておいて(彼自身が恩恵を受けた、語学教師や無償の海外旅行を強調することはなかった)。

1901年にされた著書『心理学についてー教師と学生a語る』(邦訳/大坪重明訳、日本教文社)のな分散効果を思わせるくだりがある。「詰め込み学習は、試練を前に集中して努力することでものごとを印象に残そうとする。

だが、そうして覚えたことから想起のきっかけとなるものが形成されることはほとんどない。一方、同じことでも環境や日を変えて覚えると、異なる状況のなかで読む、暗唱する、思いだすという過程を繰り返し、ほかのこととの関連づけが生まれ、覚えたことを復習することになるので、頭のなかに深く刻み込まれる」

100年以上たったいま、科学者たちはようやく、ウィリアムの言う「日を変えて」がいっかを具体的に答えられるようになったのだ。

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