Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/happyedu/juku.site/public_html/osaka/wp-includes/post-template.php on line 284

【塾コラム】「覚える時間」と「練習する時間」を作る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

whoswho
アメリカ大陸で掲載されることが名誉とされた最初の記録は、1899年に初版が発行された『Who’s Who in America』という紳士録だった。ここに、政治家、起業家、聖職者、鉄道事業専門の法律家など、社会で活躍するアメリカ人8500人以上の短い略歴が掲載された。コンパクトにまとめられたプロフィールに加え、歴史的な情報も含まれている。

30秒あれば、アレクサンダー・グラハム・ベルは1876年に電話の特許を取得したが、それは29歳の誕生日を迎えた数日後のことで、当時彼はボストン大学で発声生理学の教授をしていたことがわかる。そして、次に続くのは彼の父親であるアレクサンダー・メルヴィル・ベルだ。父親も発明家だったが、演説の専門家でもあり、聴覚障害者が特殊な記号を使って会話をする視話法を考案した。そして、そのまた父親のアレクサンダー・ベル(ミドルネームはなくエジンバラで生まれた)は、発話障害の治療を始めた先駆者だった。

電話を発明したベル

HBDAGBE CL001

ALEXANDER G. BELL-At home listening to his radiophone set, 5-6-22.


ご存じだろうか?電話を発明したベルとその父親のベルは、ともにエジンバラで生まれながら最終的にはワシントンDCに落ち着いた。父親のほうは35番通り1525番地に、息子はコネチカット街1331番地に住んでいた。そう、この紳士録には住所も掲載されているのだ(へンリー・ジェームズの住所はワイト島のライとなっている)。

1917年、コロンビア大学の若き心理学者があることを思いついた。紳士録という凝縮された情報の集まりは、ある問いの答えを見つけるのに役立つのではないか。アーサー・ゲイツは、暗唱という行為が記憶に与える影響に興味を持っていた。何世紀ものあいだ、学校の授業では、叙事詩、歴史上重要な人物の言葉、聖書の一節などの暗唱に膨大な時間が費やされてきた。いまではすっかり授業から消え去った学習法の一つだ。

ゲイツは、読む(覚える)時間と暗唱する(練習する)時間のいと考えた。たとえば、旧約聖書の詩篇%篇(主は私の羊飼いきるようになりたい場合、聖書を見て詩篇を覚えるのに何分使い、るのに何分使うべきなのか?記憶にもっとも定着する比率はどれなのか?ていれば、暗唱が授業の中心だった時代ではとくに重宝されただろう。

とはいえ、この比率は現代でも役に立つ。シェイクスピアの『ヘンリーV世』に出てくる「聖クリスピンの祭日の演説」を覚えないけない俳優はもちろん、プレゼンの準備、歌や詩の勉強をしている人にも役立つ。

現代の塾学習の礎

LP_20160225_01
この比率が存在するかどうかを確かめるため、ゲイツは地元の学校5クラスを使って実験を行った。クラスの学年は、小学3年生から中学2年生にわたる。ゲイツは紳士録を覚えて暗唱することを子どもたちに課した。覚える数は学年によって変え、最年長のクラスは5人分を、最年少のクラスは3人分とした。

覚える時間は1人分につき9分とし、その9分の使い方も細かく指定した。Aグループは覚えるのに1分B秒使い、残りの7分B秒で暗唱の練習をした。Bグループは9分を半分にし、覚えるのと暗唱の練習に同じ時間を使った。Cグループは、覚えるのに8分使い、暗唱の練習は1分だけ。このように、グループごとに時間配分を変えた。

3時間後、暗唱を発表するときがきた。子どもたちは、割り当てられた略歴を覚えているかぎり暗唱した。

これはアメリカでの話ですが、日本で、また天王寺の塾でも同じ効果を得られると考えられます。

「エドガー・メイヒュー・ベーコン。作家。誕生日は、えっと、1855年の6月5日。バハマ諸島のナッソーで生まれて、ニューヨークのタリータウンにある私立学校に通いました。アルバニーの書店で働いて、それから確か芸術家になって、その後『ザ・ニュ:ージャマイカ』と、えっと『スリーピー・ホロー』を書きました。たぶん」

このように、次から次へと発表させた。イーディス・ウォートン、サミュエル・クレメンス、ジェーン・アダムズ、ジェームズ兄弟:。100人以上の子どもが、覚えた略歴を暗唱した。そうしてついに、ゲイツは独自の比率を割りだした。

彼の結論はこうだ。「総じて言うと、最高の結果が得られるのは、およそ30パーセントの時間を覚えるのに使った後で暗唱の練習を始める場合だ。暗唱の練習を始めるのが早すぎても遅すぎても、暗唱の精度は低くなる」。

年長の生徒になると、覚えるのに使う時間の割合はもっと少なくすむようになり、全体の3分の1前後となった。「読む時間と練習の時間を最適な割合で使ったグループの結果は、読むことにすべての時間を費やしたグループに比べて%パーセント近く優れていた」と彼は書いている。

これは言い換えると、『ヘンリーV世』の「聖クリスピンの祭日の演説」を最短で暗唱できるようになりたいなら、最初の3分の1の時間を覚えることに使い、残りの3分の2を暗唱の練習に使えということだ。

塾でも英語の授業やその他の学習で取り入れられるノウハウです。こういったノウハウを取り入れる塾が増えていて天王寺でも学力レベルはどんどん上がっていると言えるでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加