目が覚めたらグズグズしないですぐ起きる
朝は1日の始まりです。ここでムダ時間をつくるようでは、その日1日の時間感覚がルーズになってしまいます。
とにかくすぐ布団から出てください。
目覚ましを10分前にセットする人がいます。
用心のためというより、目が覚めても少しグズグズしていたいからです。
気持ちはわかりますが、1日のスタートにそういう時間をもち込んでしまうと勢いが削がれます。
時間感覚もいままでと同じようにルーズになってします。
目覚ましは起きる時刻にセットして、ベルが鳴ったらすぐに布団を出てください。
どんなに眠くても顔を洗ったり熱いコーヒーを飲んだり、軽い体操をするだけで目は覚めます。
5時10分前にセットしていたらそこで起きてしまえば、5時には机に向かえるのです。
すると自信が湧いてきます。「きょうはこの調子で密度の濃い時間をもてそうだ」と思うからです。
この自信こそが、朝の勉強の最大の効果といってもいいでしょう。
「できそうならやる」は甘くていい訳の多い考え方!
通勤・通学電車の中の勉強は、「やる」か「やらない」かをはっきりさせてください。
「できそうならやる」と考えると、1日の勉強時間が曖昧になってしまいます。
毎朝、通勤や通学に30分や1時間はかかるはずですから、この時間を勉強に当てられないかと考える人は多いと思います。
けれども混雑した車内で、雑音や他人の目を気にかけずに勉強に集中するのはむずかしいことです。
まして社会人の場合は、出社してから仕事のスタートをいかに素早く切れるかが大事ですから、わたしは基本的には混雑した車内での勉強は勧めません。
1日のスケジュールを確認したり、思いついたことを携帯電話にメモしたり、あるいは車内の広告や雑誌の見出しを眺めている時間にしてかまわないと思っています。
もし勉強に当てたいのでしたら、はっきり「やる」と決めてください。
そのためには少しでも空いている各駅停車を利用したり、カードをつくって他人の目も気にしないで読み込んだりといった努力は最低限必要です。
中途半端な気持ちは自分をごまかすだけです。