朝の1時間を変えれば、1日が変わる
1日2時間の勉強時間の中に、最低でも1時間のまとまった時間が必要です。
毎日確実に1時間確保できるのは、朝しかありません。
暗記だけなら細切れの時間を利用できますが、問題を解いてわからないところは
参考書で理解を深めるといった勉強は細切れの時間にはできません。
最低でも1時間できれば90分のまとまった時間が必要です。
その時間を帰宅してからつくろうと思っても、社会人の場合は仕事が長引いたり疲労が溜まっていたり
あるいは早めに切り上げたつもりのお酒が残っていたりして机に向かっても集中できない日がしばしばあります。
毎日、定時に仕事が終わって食事もすんで8時には勉強を始められるという人はそう多くないと思います。
その点で朝は安心です。
夜更かしの習慣がある人でも、早起きを実行することで生活リズムが朝型になります。
夜のムダ時間を一掃する意味でも、静かに勉強できる朝時間の活用にまず着目してください。
風呂の時間を惜しんでも勉強は続かない
こころをくつろがせる時間、たとえば入浴や食事、ティータイムのひとときは「必要な時間」です。
ムダ時間というのは「不要な時間」のことです。
わたしたちにはそれぞれ、必要な時間があります。30分の散歩を続けたり
ストレス発散や体調管理のためにジムに通ったり、あるいは好きな音楽を聴きながらお茶を飲んだりする時間などです。
そういう時間を惜しんでまで勉強することはありません。
むしろ社会人の場合は、毎日の仕事の疲れをどう癒し、勉強する気持ちに切り替えるかが大事なポイントになってきます。
ゆっくりお風呂につかる時間が何より楽しみという人は
その楽しみを短縮させても勉強の効率は上がりません。
食事の時間もそうです。朝食をきちんととることはもちろん
夕食も家族とのコミョニケーションや友人との楽しいおしゃべりの時間ですから、わたしたちには必要な時間です。
これは受験生でも同じです。
朝から晩まで勉強潰けというのは長続きしません。気分がほぐれる時間を大切にすることです。
快活にすごす時間まで勉強に費やすことはありません。