試験前1週間はつめ込めるだけつめ込め!
本番の試験が近づけば、どうせ気持ちは落ち着きません。
そういうときは悪あがきしてつめ込むだけつめ込んでください。
直前には驚異的な集中力が生まれます!
「試験前にはコンディションを整えよう」とか「じたばたしないでいつものペースを守ろう」と教える受験対策本もありますが、わたしは逆です。
それができる人はよほど仕上がりが早くて自信のある人にかぎられますし、そういう人でも気を緩めてしまうと1週間で学習の記憶が失われることだってあります。
ほとんどの人は不安や焦りを感じるはずですから、それを忘れるためにも勉強に打ち込んだほうがいいのです。
1週間でこの数ヶ月から1年の間に勉強したことを総ざらいするつもりで、それこそ頭につめ込むだけつめ込んでみてください。
復習ですからスピードも上がります。
そして社会人なら、(可能なら)有給休暇を取って勉強に打ち込んでください。
これはぜひ勧めます。それだけの爆発力が直前の1週間には秘められています。
1週間のがんばりでもこの時期は「本物の実力」がつく
「付け焼刃の勉強では実力がつかない」とか「勝負はもうついている」といった考え方は間違いです。
試験直前の1週間こそ実力を伸ばす最大のチャンス。
受験勉強はしばしば、本番での大逆転や奇跡の合格劇を生み出しますが、それを成しとげた本人は「実力」で合格したと思っています。
これはまったくその通りで、大逆転だの奇跡だのと騒ぐのは周囲の人間だけです。
直前の猛勉強がいかに飛躍的な実力アップを成しとげさせてくれたか、本人がいちばんよこう知っているのです。
試験直前は否が応でも集中力がアップします。
それまでの長い蓄積がありますから、記憶力も理解力も数倍の力を発揮します。
まさに”勉強マシン”と化してしまうのです。
そこでもしこの時期に、勉強に打ち込めば1週間で2ヶ月分の成果を上げることも十分に可能になってきます。
自分の実力がグングンと伸びていることも実感できますから、闘志を秘めて本番に挑むことができるのです。