時間管理といっても特別な方法はありません。時間はつねに流れていることを忘れないこと。ただそれだけです。
無駄にしていた時間を受験勉強に当てる
いままでムダに流れていた時間を、有効に活用するのが合格するための勉強だと考えてください。
食事や睡眠はもちろん、お風呂や好きなテレビ番組といった息抜きの時間まで削って勉強しようというのではありません。
終盤の追い込み期はともかく、長丁場をすべて息苦しい時間割にしても実行できないからです。
「でもそれで勉強が間に合うのか」という不安は無用です。十分に勉強できます。
なぜなら、いまの生活にはどうせ、ムダに流れている時間があるからです。
退社後のつき合いを断りきれなかったり、好きな番組を観終わったあともなんとなくテレビの前にいたり
インターネットであちこちのサイトを閲覧し続けたり、毎日ただ漫然とすごしている時間があります。
その時間を、気持ちを切り替えて勉強に当てるだけでいいのです。
同じことは、大部分の受験生にも思いあたるはずです。
予備校の生徒にも同じことを言うと、「無駄にしていた時間がある」とみんなが素直に受け入れます。
だからこそ伸びるのだと思います。
誰にでも1日に2時間、取り戻せる勉強時間がある
資格試験をめざす場合、1年の準備期間がある人は1日2時間の勉強時間を目安としてください。
いでしょう。ここで尻込みする人は諦めたほうがいいでしょう。
1日2時間というのは、社会人にとってはほどよい長さの勉強時間になります。
24時間から仕事に拘束される時間を12時間(通勤時間もふくめる)、睡眠時間を7時間
朝夕の食事や入浴の時間を2時間、休息の時間を1時間引いていくと
残りは2時間ですからほとんどの人が捻出可能なはずです。
けれども、「数字の上ではたしかに2時間はつくれるが、仕事が終わってからそんな長い時間
毎日続けられるだろうか」と、不安になる人もいるはずです。
そこで逆の考え方をしてみてください。数字の上では勉強に割けるはずの時間が
たいていの人に毎日2時間はあるのです。
いままでに、いったいその時間はどこに消えでいたのでしょうか。
2時間の勉強時間というのは、少しも長くありません。
毎日、なんの気なしに浪費していた時間を取り戻すつもりになってください。
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