大学受験に向けて、まずは何を考えたらいいですか?
初めての大学受験を受ける時はいろんな不安がありますよね。受験を受ける前にまず考えるべきことは「どんな学科・学問に興味があるか」や、やりたいことが決まっている人は「どんな人生を歩んで行きたいのか」を考えて欲しいですね。なるべく具体的に。
大学受験は人生の中でもとても大きな試練かもしれません。ですが大学受験に成功したからゴールというわけではありません。
人生の中のイベントの一つに過ぎません。だから将来の夢や目標を考えてみましょう。やりたいことが見えない人は「どんなことに興味があるか」でも構いません。
例えば医者になりたい人が、文系の学部を受けてもその目標は叶えることはできません。将来の自分のために、今何をすべきかを考えてみましょう。
入試の流れを教えてください。
入試の流れは国公立、私立によって違います。
国公立大学はまず1月下旬ごろにセンター試験を受験することになります。センター試験の成績を元にして選抜が行われます。その次に大学側の二次試験を行います。国公立のセンター試験では5教科の試験が多いですね。
私立大学は1月から3月に、様々な試験が行われます。内容は大学によって違います。科目数は国公立よりは少なく、合否がその試験一回で決まることがほとんどです。
入試制度については大学によって異なる場合があるので、しっかりと調べたり、オープンキャンパスに出向いたりして調査しておきましょう。
志望校は早めに決めないといけないですか?
もちろん志望校は早く決めれば決めるほど、受験対策を早く行えるので有利です。
これは志望大学によって科目が違うからです。ほとんどの高校では2年生の時に選択科目があります。1年生の秋頃に選択科目の希望調査があるので、1年生のうちにある程度志望大学を決めておくのがベストです。
まだ志望大学が決まっていない方は、最初は大まかでいいと思います。文系か理系どちらにするのか、国公立と私立どちらにするのか、などから考え始めると志望大学を決めやすいですね。
国公立大学を志望する場合は受験の科目数が多いのでなるべく早めに決めましょう。また私立でも難関大学を受ける場合も入試の演習を行う時間が足りなくなってしまいます。なるべく早く志望校を決めて、準備を整える必要があります。
志望大学はどうやって決めたらいいですか?
あなたが進みたい進路と照らし合わせながら受ける大学候補をいくつかピックアップしましょう。そしてピックアップした大学の情報を集めて比べて行きましょう。大学受験を受ける上でとても大切な基準が「どの科目が入試で出るか」です。
入試にあなたの苦手な科目が出てきても、それだけで諦めないでください。入試にその科目が入っているということは入学後に必要になる知識だということです。その先の就職などの進路にも必要になることが多いんです。
気になった大学があったらキャンパスに出向いてみましょう。百聞は一見にしかずです。実際に自分の目で見て、大学に入りたいという気持ちを実感すれば勉強に対するモチベーションも上がります。
大学受験対策にはいつ頃から取り組めば良いですか?
まずは志望大学の過去問に目を通しておくと良いと思います。ですが試験演習を始めるのは高校3年の秋以降になると思います。
志望大学によって何年分の過去問演習を行うのか、また繰り返し行うべきかどうかはあなたの志望大学によって異なります。そういった不安は塾の先生などに相談すると良いアドバイスがもらえますので積極的に相談しましょう。
もしなども利用して実際の試験を想定して対策を練ってみるといいかもしれません。またセンター試験の対策ばかりをやってしまい、大切な二次試験対策がおろそかになってしまわないように気をつけてください。
部活をしているんですが、大学受験との両立は可能ですか?
部活をしていても難関大学に現役合格した生徒さんはたくさんいます。ここで心に留めておいて欲しいのは「妥協せずやる」ということです。
部活で疲れていても、決めた勉強時間は必ず守ることはとても大切です。塾を休んだり授業を休んだりするくらいなら部活か受験かどちらかを選ぶ方が良いでしょう。受験に対して妥協せず自分に厳しく勉強に取り組むことができれば両立は可能です。
一人で勉強していると、どうしても自分に甘えてしまったり「今日くらいはいいか」と妥協してしまいがちなので、塾で一緒に努力している生徒さんの姿を見てモチベーションをあげましょう。
志望大学のことはどうやって調べたらいいですか?
やっぱり一番良いのは、オープンキャンパスにいってみることですね。もちろんネットでも様々な情報が載っているのでそちらも参考にして欲しいですが、実際に足を運んで目で見て、耳で聞いて、体験授業などに参加してみるのが一番大学のリアルを知ることができます。
普段から開放されているキャンパスもあるので、大学のホームページなどで確認して在籍している生徒さんの様子や普段の様子を知りたい方は平日に足を運んでみるのも良いですね。学食なんかも利用して、大学の雰囲気を肌で感じて見てください。