日によってムラのある勉強法でいい
毎日、一定時間の勉強を続けようと思えば飽きても効率が悪くても机にしがみつくことになります。
グンと加速する日と、軽く流す日を交えていいのです。
1週間の中には仕事も早く終わって観たいテレビもなく、勉強にうってつけの日というのがあるものです。
逆に会議や残業で帰宅が深夜になる日もあるでしょう。そういったメリハリを勉強時間に活かしてください。
やれるときには「さあ、きょうは一気に進めるぞ」と気合を入れてふだんの3倍、4倍の勉強量に挑戦してみてください。
週に1日でもそういう日をつくると、自分の勉強に自信が生まれます。
たとえ予定通りに進まない日があっても、挽回できると思うからです。
「終盤になったらこういう追い込みをすればいいんだ」と考えることで、長い勉強期間にも不安はなくなります。
しかもこういう1日をつくると、土日がグンと楽になります。
予備日として空けておいた土曜日に1週間の復習をすることもできますし、家族や友人とゆっくり出かけることだってできます。
それが翌週の「さあ、やるぞ」という1日をつくり出してくれるのです。
1年を10ヶ月として大きな計画を立てよ
余裕をもたせるのは長い勉強計画でも同じです。
かりに試験日まで1年あるのでしたら、年間計画は10で割って予定を立ててください。
1年間にやるべき受験勉強は「過去問サンドイッチ」でした。
問題集や参考書をそろえたら、それを12ヶ月ではなく10ヶ月で仕上げる計画にしてください。
あれもこれと欲張らずに、10ヶ月に割りふってさらに1週間単位の分量を確認し、「これぐらいならできる」という範囲に収めます。
もちろん、最初の1ヶ月で軌道修正するのはかまいません。
多すぎると思ったら問題集を絞り込んだり、もっとできると思ったらもう1冊追加してもいいでしょう。
10か月でひと通り終えると、2か月残ります。この期間が総復習と試験対策です。
これまでにも説明したように、課題科目のやり残しがあったら徹底的に追い込み勉強をしてください。
総復習では出題傾向の高い分野から重点的に取り組んでください。
すでに基礎ができていれば勉強のスピードは確実にアップしているはずです。