月単位の復習で記憶を定着させよう
学習の記憶は1ヶ月放っておくと忘れられてしまいます。
最後の2ヶ月で総復習する前に、月単位の復習を心がけてください。
月曜から金曜まで働き、土日は休みという社会人のリズムはどうしても週単位になってしまいます。
これは受験生でもそうだと思います。
勉強も同じで、1週間を5日と考えて学習計画を立てた場合、それが順調に進んでも予定通りにいかなくても、たちまち1ヶ月がすぎ去ってしまいます。
ところが人間の記憶というのは、学習したことでも1ヶ月放置しておくと忘れられてしまうことが多いのです。
そこで、月の最後の週はその1ヶ月に勉強したことの復習に当てる日をつくってください。
だいたい3、4日もあれば十分です。ちょうど月末というのは慌しい時期ですから、疲労感も手伝って勉強の効率が落ちてきます。
そこを復習タイムに当てるというのは理にかなっていることです。
勉強している机は片づけなくていい
勉強には「心理的な連続性」が大事。
机をきちんと片づけてしまうと、次の勉強に取りかかるときにこの連続性が失われてしまいます。
たとえば夜に1時間勉強して翌朝も1時間勉強という計画を立てたとします。
問題を解く、参考書を読むといった勉強はページごとに区切りをつけてもずっと連続した勉強になりますから、そのつど机を片づけてしまうと、取っかかりが悪くなります。
朝しか勉強しない、夜しか勉強しないという場合も同じで、丸1日たって参考書や問題集を広げるのは時間のムダだし、勉強に集中するまでに時間がかかります。
これが職場の机の場合には、整理整とんのできない人間と思われるかもしれませんが、自宅の机ですから誰に迷惑がかかるわけでもありません。
もし、凡帳面な性格で机の散らかっているのがイヤだというのでしたら、段ボール箱でも机の下に置いて、勉強中の参考書や問題集、ノート類などをひとまとめにして放り込んでもいいでしょう。
とにかくすぐに取りかかれる態勢をつくっておくことです。