テスト対策は塾でもたくさん行われていますが、自己テスト、というのを聞いたことはありますか?
流暢性の幻想から逃れ、テスト対策のスキルを向上させるにはどうすればいいのか。都合のいいことに、学習効果の高いテクニックがその最善策となってくれる。
このテクニックは近年になって生みだされたものではない。義務教育が誕生して以降、もしかするとそれ以前から使用されている。哲学者のフランシス・ベーコンは、1620年にこんな言葉を残した。
「本の一節を暗記しら、の回読むよりも、暗唱を試みて思いだせないときに本を開くということを織り交ぜな回読むほうがいいそして1890年には、アメリカ心理学界の祖として知られるウィリァム・ジェ「ムズ。こな言葉を残している。彼もベーコンと同じことを考えていたようだ。「記憶の奇妙な点で気になることが一つある。それは、受動的に繰り返されたことよりも、能的に繰り返したことのほうが強く脳に刻まれるという点だ。
たとえば、何かを暗記しようとしてほほ覚えたと思ったとき、間を置いてから記憶をたどって思いだすほうが、もう一度本を開くょりもいい。記憶をたとって思いだせば、次に思いだそうとしても思いだせるだろう。しかし、本を開いて覚えた内容をかめれば、もう一度本を開かないといけなくなる可能性が高い」
自己テストには大きな価値がある!
つまり、「覚えているかどうかをテストする」のだ。ややこしい論に聞こえると思うが、自分の記憶をテストすることが、本番のテストでの成績向上につながる。侮ってを試すことには、自分で思う以上の価値がある。
テストは自分の力を測るツールだけでなく、思いだす内容を修正し、それに伴い知識の整理の仕方を変える役割も果たす。それにより、後から思いだす力が格段に高まるのだ。
天王寺の塾でもこういった目的で定期的にテストを行っている塾が多い。