予定を決めてもその通りにいかないのが勉強です。
そこで「自分はダメだ」と思ってしまえば、勉強を続ける気力まで失くしてしまいます。
受験勉強にかぎらず、すべての勉強にとって何より大切なのは「継続」です。
日によって波があってもいいから、とにかくコツコツと続けることです。
もちろん毎日の目標は大切ですが、それを達成できない日があっても落ち込む必要はありません。
できない日はできないなりに、「きょうはせめて問題集2ページだけでもやっておこう」と考えて達成可能な目標に切り替えてください。
それによって、ダメでもダメなりの積み重ねができます。長い日で見たとき、この積み重ねこそがものをいいます。
「諦めずに続けてきてよかった」と思うのです。
目標達成だけにこだわると、予定を消化できないことで焦りが生まれたり自信がなくなったりします。
「今回もダメかな」と思ってしまうと、せっかく勉強しようと決心したことまでグラついてくるのです。
自分の「集中力」に勉強時間を合わせるべし
集中力は長く続きません。
最初から長時間の勉強計画を立てても、それがあなたの限界を超えていたら結局は集中できない勉強になってしまいます。
わたし自身、きわめて集中力のない人間です。
原稿を書く仕事でも30分が限界で、しかもその間に何度も立ち上がったり机を離れたりします。
これは受験生のころからそうで、参考書を読んだり問題集を解きながら10分おきに部屋の中を歩き回っていました。
けれども、長い時間集中できないからといって困ることはありません。
短くても集中できる時間があれば、トータルで勉強時間は確保できるからです。
集中力に自信をもてない人は、最初は自分でも実行できそうな短い時間を組み合わせた勉強計画を立ててください。
たとえば入浴前の30分と入浴後の30分を夜の勉強時間に当てるようなことです。
あるいは1時間の勉強で途中に10分の休みを入れてもいいです。
とにかく「これなら実行できる」という計画からスタートさせることです。
それを続けていくうちに基礎が固まれば、集中できる時間も少しずつ延びできます。